WIND RIVER
予告を観て内容よりもまっさきに「ホーク・アイとワンダじゃーん!」と思っていたので、軽い気持ちで観に行ったんだけど、そういうことじゃなかったな・・・。
今年いちばん落ち込む作品だった。
物語は、ジェレミー・レナーが少女の遺体を発見したところから始まる。
そして、その事件のために派遣された新米FBI捜査官のエリザベス・オルセン。
厳しい寒さの中で操作は難航するかと思いきや、ジェレミー・レナーが優秀でストーリー展開自体はスムーズ。
それでよいのだと思う。
観客をハラハラさせたり、大ドンデン返しが必要なエンターテインメント性の高い作品ではなく、問題提起と周知が核だろうから。
カナダでは、過去30年ほどで数千人の先住民女性が行方不明になっているという事実。
この時代にとても信じられないことだけど。
そのあたりのことがベースとなっている内容なので、落ち込んだわけですが。
いちばん観ていてつらかったのがレイプシーン。
演技とわかっていたもやっぱり観ていられないな、ああいうのは。
あとは、TWD初期メンバーであるところのシェーンが出ていたのに今回も報われなくて気の毒だった。
ぜったいいいひとなのに!
夜の浜辺でひとり
すきなんです、ホン・サンス。
2010年ころに知って、新宿シネマカリテへ行ったのが最初だったような。
いつもいつとテンポのいい会話と静かな情景の緩急が心地よい。
2017年公開ですが、キム・ミニ主演は2回目?
不倫関係とかそういうことは知りたくなかったけど、とてもいい俳優だと思う。
しかし、ホン・サンス、エリック・ロメール、リチャード・リンクレイター(というかミッドナイトシリーズ)作品を観ると、言葉っておもしろくて興味深いものだとしみじみ感じる。
私ももっと会話をぽんぽん楽しめるようになりたいけど、さいきんはひたすらガビに一方的に話しかける日々。
コクソン
町山さんいわく、「國村隼が裸で走り回る」映画。
冒頭にルカによる福音が引用されるので、宗教なベースだと分かっていたつもりだった。
つもりだったのに、主人公がぽんこつ過ぎたり要所要所で笑わせてくれるから若干コメディを観てる気分になってしまい、終盤にかけて「はっ!そうだった!」とシフトチェンジしようとしたが間に合わず。
あとから解説を読むと、ふむふむ。
引用のことも思い出して、あああ!ってな具合だったので集中力が途切れていた私が悪いです。
観たまんまのミスリードを繰り返していると映画の本質がみえてこないので、解説読んだほうがいいですね。
しかしね、こういう映画がヒットするっていうのは、韓国の映画界が成熟している証拠だよなあ、と思ったりします。
ガビの骨折日記(14)
夏休みの初日、2週間ぶりに病院へ。
骨はかなり良好!
麻痺も治ってる!
毎日元気すぎる姿をみてるので、分かってはいたけど先生にお墨付きをもらって安心できた。
そろそろいいよね?
ってことで遊びを再開しました。
それから
月初で忙しくてもお決まりの定時退社で映画館へ。
いつもは夫といっしょに行くんだけど、どうしても忙しいと。
なのでひさしぶりにひとり!
このかんじがなつかしかった〜
結婚する前は遠距離だったから、仕事おわりはぜんぶじぶんだけの時間だったんだなあ。
でもふたりの時間のほうが楽しい。
夫である前に友達なのでつい職場のイケメンの話とかしそうになるくらい。。
きのうは映画終わりに迎えに来てもらったのでるんるんでした。
さて。ホン・サンス。
キム・ミニとの関係云々はさておき、漂う空気が好きなんだよ。
飲み屋での会話とかヒロインの表情とか、あれだけこだわっていたことも、ふとした瞬間に糸が切れたように消えてなくなる感覚や夢から覚めた人間の力ない笑いとか。
相変わらずのズームも心地よかった。
ここから何作か続けて公開されるみたいなので楽しみ。
さ、帰ってDVD観よかしら。
そんなに嫌いじゃない
ガビはすっかり病院嫌いかと思いきや、いつも本当におとなしい。
キャリー大好きで放っておいたら中でくつろいでるので、そっと扉を閉めたら準備完了。
車の音や人の話し声にびびるものの、病院に着く頃には落ち着いてる。
なんとなーくなでたり話しかけたりしてるうちに診察。
今回は前回指摘されたボルトの緩みが懸案事項だったものの現状維持&骨は生成されてきてるってことでひと安心。
すっかり髪がぼさぼさになっちゃったので帰ってブラッシングしました。
このガビ玉をどこまで大きくできるかな?
肺について
おおよそ6年前、右胸に痛みを感じて起床したのが最初。
このときは年末のボーリングのせいで筋肉痛になったと思い、しばらくは痛むがままに過ごした。
病院へ行っていたとしても現在の状況に変わりはない気がするが、当時は仕事が死ぬほど忙しくそれどころじゃなかったし、入院なんてもってのほかだった。
3年前の秋、右胸や背中に再び神経痛のようなものを感じるようになった。
数日は我慢していたがよくならないし、夫からも病院へ行くように言われたので重い腰をあげて受診したところ、そのまま入院となった。
レントゲンを確認すると肺は半分くらいに縮んでいたし、まあまあ痛む上に息があがってしんどい状態だったので入院は仕方なかったかもしれないが、けっきょく経過観察だけに1週間も入院させられてひたすら安静にするだけの生活。
ただ寝てるだけで手術もないから、高額療養費制度申請の下限にぎりぎり届かず、思わぬ出費を伴う苦い経験だった。
病院食も壊滅的にまずくて食べられなかったのに差し入れで太ったし(自業自得)。
その後よくなったものの、退院後も覚えてるだけて4〜5回は同様の痛みを感じることがあった。
いっときは月経随伴性気胸(簡単に言えば毎月の生理の度に肺が破れる)の可能性もあって落ち込んだけど、診断基準に合致しなかったので、やはり自然気胸なのだった(これには少しほっとした)。
そしていま、ひさしぶりに完全に破れていると認識しているんだけど、気胸後に保険に入ったばっかりに免責期間であることを思うとどうも積極的に病院にかかる気が起きない。
ガビのことで大金払ったし。。
何回も繰り返していると慣れも出てきて油断するのでよくないなと思いつつ、来月の健康診断でレントゲンとるので、それまで静かに過ごして自然治癒に望みをかけようかな…
自撮り風ガビ