luvyduvyの日記

嬉々として散々な日々を。

MOVIE

90年に一度の。

観ちゃった、MIDSOMMAR. アリ・アスター監督は33歳なんですね、同い歳とはびっくり。 こんなすごい人がいるんだあ、って口あけてぽかんとするとき、たいていは年上だったのに。 いつの間にか年齢を重ねておりました。 ホラー映画として語られる記事もいくつ…

OUATIH

観ました。 公開から少し経過していましたが、土曜日の日中で満席。 そんなに広い劇場でなかったとはいえ、このご時世りっぱ! やっぱりタランティーノ・・・今回はブラピとデカプー効果もあるか。 しかし、いまの若いひとたちはブラピやデカプーにどんなイ…

THE GUILTY

いやはや、わりとひさしぶりの映画館でした。 ここ最近落ち込むことがちょこちょこあったので、どうしても行きたかったのです。 やっぱいいよね~、映画館。しあわせ。 THE GUILTY 緊急指令室でのオペレーターをしているアスガーが、電話の音声だけで誘拐事…

searching

found footageを使った作品はいまでは山ほどあるけど、 ストーリーすべてがパソコンの画面上で展開されるというのは、 ありそうでなかったし、同じ手法は二度とできないからこそ、唯一の今作を観るべき! と強くおすすめしたい、“search/サーチ”です。 妻を…

FOXTROT

運命は踊る すばらしい大傑作なので今年の上位にぐぐぐっと食い込んできましたね。 兵士の息子が死んだって? それが誤報だってか? んー、戦争ものってことは重苦しい話かなあ。 歴史的背景に詳しくもないし観るの躊躇しちゃう… なんてことはない! もちろ…

なにもしないをしよう

Christopher Robin もうね、たまりません。たまりませんでしたよ。 もふもふがかわいくてそれだけで癒し効果があるのに、名言の数々に涙腺が崩壊しっぱなしというか。 すさんだ心を洗い流してくれる純粋な言葉に、凝り固まった当たり前ってなんだろう、と考…

WIND RIVER

予告を観て内容よりもまっさきに「ホーク・アイとワンダじゃーん!」と思っていたので、軽い気持ちで観に行ったんだけど、そういうことじゃなかったな・・・。 今年いちばん落ち込む作品だった。 物語は、ジェレミー・レナーが少女の遺体を発見したところか…

夜の浜辺でひとり

すきなんです、ホン・サンス。 2010年ころに知って、新宿シネマカリテへ行ったのが最初だったような。 突然のズーム、長回し、クラシック音楽、酒盛り… いつもいつとテンポのいい会話と静かな情景の緩急が心地よい。 2017年公開ですが、キム・ミニ主演は2回…

コクソン

町山さんいわく、「國村隼が裸で走り回る」映画。 冒頭にルカによる福音が引用されるので、宗教なベースだと分かっていたつもりだった。 つもりだったのに、主人公がぽんこつ過ぎたり要所要所で笑わせてくれるから若干コメディを観てる気分になってしまい、…

それから

月初で忙しくてもお決まりの定時退社で映画館へ。 いつもは夫といっしょに行くんだけど、どうしても忙しいと。 なのでひさしぶりにひとり! このかんじがなつかしかった〜 結婚する前は遠距離だったから、仕事おわりはぜんぶじぶんだけの時間だったんだなあ…

GET OUT

意味がわかると怖い話を読んだときみたいな感覚。ゾクゾクしますぞ。 随所に伏線が散りばめられているので、答えを知ってから観直すとまだおもしろいだろうし、登場人物の不気味な言動に対して最終的に「なるほど」となるのは気持ちいい。 エンディングはバ…

女性版127時間

なぜ原題( THE SHALLOWS )ままにしないのか?と思いけど、それはさておき。 サメ映画ってジョーズ以降やまほどあるけど、たいていはB級のおもしろさ。 頭が3つとか実は幽霊とか、それはそれでみんなでわいわいできていいんだけど、そろそろいいやつ観たいと…

恐竜をみたいんだ。

ジュラシック・ワールド最新作を観ました。 もちろんおもしろかったし楽しめたけど、純粋に恐竜を観たい私としては原点回帰を希望してしまう。 人間の愚かさ〜みたいな話になると、TWDみたいにゾンビはさておき人間同士の戦いになっちゃうような気がするし。…

ホアキンを抱きしめたい

とにかく、ホアキンがすばらしい。 退役軍人で元FBIのジョー(ホアキン・フェニックス)。 かつてのトラウマからPTSDと自殺念慮に悩まされ、職を辞してからは行方不明の少女を捜して生計を立てつつ、母親とふたりで暮らしている。 あるとき上院議員の娘の救…

瑞々しくて溺れそうだ。

CALL ME BY YOUR NAME 君の名前で僕を呼んで 6週間だけいっしょにいられたふたりの、ほろ苦いけど甘くて瑞々しい関係。 町山さんが「したたる映画」って言ってたけど、本当にそうなんだよなあ。 レイトショーで観てきた。 あらすじを読んで、まあこのストー…

シネマ倶楽部

かつて、早稲田松竹を『知のサロン』と言ったとか言わないとか・・・。 あの頃も3人だったわけだけど、今回も映画が好きなひとと3人で。 ミュージカル好きのO氏はとてもグルメでおいしいお店をたくさん知ってる。 私の誕生日回をしてくれたときは、昼は額…

どこからともなく/Aus dem Nichts

毎年言ってる気がするけど、今年は良作多しではなかろうか! というわけで、ファティ・アキンの最新作。 女は二度決断する *** 突然、夫と息子を奪われた主人公(ダイアン・クルーガー)の苦難の日々。 憎き犯人に対して彼女が下した決断とは。 っちゅーわ…

LOVELESS=マイブラは卒業

ロシア映画といえば、タルコフスキーの特集はまだかね! 先日、レイトショーで『LOVELESS』を観てきました。 *** 離婚についての話し合いをする両親と、ひとり息子のアレクセイ。 両親はもうそれぞれに恋人がいて(しかも夫の恋人は妊娠中!)、これまでの後…

ハネケを観て、明日への活力なんか湧かない

ミヒャエル・ハネケの新作、『HAPPY END』を観てきた。 ハネケ作品に抵抗があるひとも、かなり観やすいのではなかろうか。 かくいう私は、大好きなのでうきうきだったわけですが、ハネケ作品を観ても明日への活力なんか湧くわけがない。前作、『Amour』を観…

レオス・カラックス

元祖アンファン・テリーブルであるレオス・カラックスを二本立てで観たら、もうね。 途中からじぶんもフランス人なんだっけ?って気持ちになってきて、観終わって思わず言った。 "C'est la vie" アレックス三部作である、『ボーイ・ミーツ・ガールズ』『汚れ…

THE KIILING OF A SACRED DEER

すばらしくってさいこう。 2018年いまのところベスト。 ニコール・キッドマンとコリン・ファレルはおそらく同時期にTHE BEGUILEDも撮ってたんじゃないかと思うけど、おなじふたりが出ていても当然ながらまったくの別人で、プロの俳優女優はすごいなあ、と月…

THE BEGUILED

当たりはずれのある監督だとは思っていましたが、今回は残念ながらはずれ。 カンヌで監督賞を受賞したらしいけど、私はその素晴らしさを理解できずに無念の敗北。 南北戦争中の南部にある女学院へ、足に怪我を負った北軍の伍長(コリン・ファレル)が迷い込…

DETROIT

観ました、キャスリン・ビグローの最新作。 1967年のアルジェ・モーテル事件を題材にしていて、「おもしろかった!」とか「おすすめ!」と軽くは言えない。 なぜならものすごく疲れるから。でも観てよかったです。 143分なのでけっこう長い映画だけど、全体…

マジカル・ガール

どうも、スペインのサスペンス映画に大いなる期待を寄せている私です。 『マジカル・ガール』 最初はスペイン映画に“日本のアニメが好きな女の子が出てくるらしい”という情報に、なんとなく興味を持っていたんだけど、 よくよく調べたらなにこれ、サスペンス…

RAW 少女のめざめ

その存在を知ってから、いつ日本で劇場公開してくれるのかと待ち続けていた作品。 公開したとしてもきっと、アップリンクだけとか、ユーロスペースだけとか、 東京を離れてしまった私には往復2万以上かけてまで観たいかというと、そうでもないかもしれない作…

アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴーストライダーズ

『アイアン・カウボーイズ ミーツ・ゴーストライダー』を観た。カウリスマキが製作に参加してる、ふざけたロード・ムービー。(巻きタバコを喫むかっこいい)ジャームッシュが出演してるのはともかく、キャデラックに乗ったカウリスマキも出てくる。笑どころ満…

Midnights for Bitches!!!

オーディトリウムにて、『スプリング・ブレイカーズ』『恋の渦』をオールナイトで。 どちらも2回目やったけど、渋谷で映画オールナイトっていうのが魅力的でね。。 アルコール摂取してから行ったので案の定ちょっとねむくなったけど、たのしかった。 Spring …

何度でも観たいから。

映画を観ていると、どこかじぶんに引っかかるシーンってのがひとつくらいあるもんじゃないかなあ。 思い出したときにいつでも観れる、わたしたちYOUTUBE世代。 The Dark Knight - Joker Police Car Scene - YouTube 「汚れた血 Mauvais Sang」Serge Reggiani…

『Playback』とたのしいトークショー

渋谷オーディトリウムにて、三宅唱監督『Playback』を鑑賞。 人生の岐路に立った主人公が、居眠りの合間に旧友たちと再会し、忘れていた過去の記憶や感情を思い起こし、人生を取り戻そうとする。 全編モノクロームで描かれていて、舞台が日本なことは重々承…

マイ・マザー

フランスの天才、グザヴィエ・ドランの初監督作品。 ちなみに主演までしている。 主人公(ユベール)と母親との不和を描くもので、ドランの半自伝的作品だそう。 母を愛しているのに顔を合わせれば喧嘩ばかり。 憎くて仕方なく、じぶんは息子に向いていない…