THE GUILTY
いやはや、わりとひさしぶりの映画館でした。
ここ最近落ち込むことがちょこちょこあったので、どうしても行きたかったのです。
やっぱいいよね~、映画館。しあわせ。
THE GUILTY
緊急指令室でのオペレーターをしているアスガーが、電話の音声だけで誘拐事件を解決する。っていう設定。
電話の向こう側からの視点は一切描かれないので、観ている側もアスガーと同じく音声を頼りに結末を想像する。
あ、雨が降ってるな。この音はワイパーの音かな。
そんなことを考えながら緊張感をもって最後までひきつけられる作品でした。
北欧はサスペンス・ミステリーがいい。
愛してやまないドラゴン・タトゥーもだし、名コンビの特捜部Qも好き。
北欧らしく、作品の質感というか印象が無機質で冷たいかんじがして合ってる。
ちなみにこれ、ジェイク・ギレンホールでリメイクするらしい。
ギレンホールは好きだし、今作の監督もプロデューサーとしてかかわるらしいので観ちゃうかもなー。
帰り道、前を歩いていたカップルが「けっこう眠かったねー。あのだらだら喋ってたところしんどかったー♪」と話していたんだけど、個人的にはその「だらだら喋ってたところ」は結末につながる重要なファクターだったと思っていたので、監督の、
『音声というのは、誰一人として同じイメージを思い浮かべることがない、ということにヒントを得た。観客一人ひとりの脳内で、それぞれが異なる人物像を想像するのだ』
というコメントに、なるほどなと思った。