luvyduvyの日記

嬉々として散々な日々を。

瑞々しくて溺れそうだ。

CALL ME BY YOUR NAME

君の名前で僕を呼んで

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6週間だけいっしょにいられたふたりの、ほろ苦いけど甘くて瑞々しい関係。

町山さんが「したたる映画」って言ってたけど、本当にそうなんだよなあ。

 

レイトショーで観てきた。

あらすじを読んで、まあこのストーリーなら胸きゅんするかんじにまとまってるんやろう、くらいに考えていたけど、予想をはるかに超えてよかったうえに、泣いちゃったのは歳を重ねてるからでしょうか。

 

まず、登場人物がもれなくみんな素晴らしい。

 

オリヴァーが到着したときの、

 父「写真でみるより大きいな!」

 オ「フレームに入りきらなかったんですよ〜」

父「わっはっはっあああ」

 

まずこっからずっと、父が好きだ。

 

そして、エリオ。

繊細で中性的だけど、歩き方とか煙草の吸い方は男の子で、でもオリヴァーに甘えるときの仕草は愛らしくて。。。

もう、わからん!エリオ=ティモシー・シャラメなんじゃ?!という気さえしてくる。

てろんてろんのハーフパンツからのぞくちょっとがに股の足も、うっすい胸板も、全編通して見放題なので、疲れているときにいいかもしれません。

 

オリヴァーは完璧超人みたいなハンサム・ガイで、自信家で傲慢なかんじと思いきや、ふとみせる不安げな表情とか、心ぎゅーーーーーん!!

LATER!が口癖でも受け入れちゃいますね。

声もいいし〜!

 

このふたりが、『ずっとイタリアの美しい自然の中で、プールで遊んだり日光浴をしたりピアノを弾いたり芸術について語ったり、おいしいものを食べたりする映画』です(町山さん)。

 

そして、音楽が素晴らしい。

エリオが弾くピアノの旋律もなんだ、水かい?えらく水分たっぷりだなあ!ってかんじ。

 

すでに好きなシーンがいっぱいある。

最初は追いかけてばっかだったエリオがどんどん大胆になって、いつの間にかオリヴァーが追いかけるかんじになってるのも、やっとおたがいの気持ちを確かめ合えたふたりが、「えー、いつから?」「もっとはやく言ってよ!時間を無駄にしたよ!」と話すのも、ふたりきりの小旅行中に本当に自然にじゃれ合うのも。

 

これは映画っつーか、私が1980年代イタリアの片田舎にタイムスリップして、たまたまラブラブなふたりに遭遇したのかも…ってくらいの鮮度。

 

DVD買おうかな〜