for Bjorg
グランツールをしっかり観たのは今夏が初めてだったけれど、毎回下りやコーナーではひやひやする。
自転車でmax100km近くを出すひとたちが、束になって事故に合えばどうなるか、想像に難くないから。
フルームの欠場も試走中に風にあおられたことが理由だし。
Bjorg Lambrecht(ビョルグ・ランブレヒト)選手のことは知らなかったんだけれど、若干22歳で将来有望だったと。
事故が起こったのは平たんな道だったけれど、心肺蘇生が必要な状況で病院へ運ばれ、手術中に亡くなったらしい。
レースを終えて突然の訃報を伝えられた選手たちも本当につらかっただろうし、なによりご家族やチームメイトの心痛を思うとなんだか本当に悲しくてやりきれない。
今回は突然の降雨があったようだけど、ほとんどの事故は前もって予測できないだろう。
運営側はどうやって備えたらいいのか、頭を悩ませているんだろうと思う。
今年のTDFでstage19が土砂崩れや降雪の影響で中断され、さらにstage20は大幅短縮する措置がとられたのは、英断なんだよね。
もちろんコース設定によってレースの盛り上がりは変わってくるだろうし、順位や記録に影響するわけだけれど、ほとんど裸に近い身ひとつで挑んでいる選手たちの、命より大切なもんはないのだから。。
ご冥福をお祈りします。