luvyduvyの日記

嬉々として散々な日々を。

searching

found footageを使った作品はいまでは山ほどあるけど、 ストーリーすべてがパソコンの画面上で展開されるというのは、 ありそうでなかったし、同じ手法は二度とできないからこそ、唯一の今作を観るべき!
と強くおすすめしたい、“search/サーチ”です。


妻を病で亡くした主人公。
それ以来少し疎遠になっている娘が行方不明になったことから、彼女のFB、Thumbler、instagramなどにアクセスします。
思っていた以上に娘のことを知らない事実にショックを受けつつ、よくアクセスしているサイトとか、いいね!をしてくる友人とか、 核心には迫れなくとも、かなりの情報を短期間で得ていきます。
これ実際にやろうとしたら、個人情報なんていくらでも調べられるんだという、怖さみたいなものも感じます。


いまのデジタル・ネイティブ世代はどう感じるんだろう?
中高生のとき、世界のすべては学校と家、みたいな感覚があったけど、 その狭い世界からインターネットを介して広い世界につながっているという認識を持つようになったのは、ペンパル募集みたいなサイトに登録したときだったかな。。
おそらくお互いに得体の知れない外国人って思いながらメール交換してたような(苦笑
とにかく、中学生からアカウントを持っていてselfieなんて当たり前の感覚だと無防備な気がしますなあ。


話は戻って、この作品はサスペンスとしての質も高く、終盤まで結末を想像できませんでした。
だけど、それまでの過程の描き方に大満足だったので、もはや娘がどうなっていようがどっちでもよかったり。。


とにかくすごくおもしろいので、超おすすめ。