世界が広がった

先日、正式譲渡の手続きを終えて、ガビはうちの子になりました。

生後数ヶ月で保護され、社会性を養うべき時期に一回目のトライアルへ。

そこで２〜３ヶ月過ごしたのに家庭内野良猫状態で、先住猫たちとは仲良くなれたものの、ひととうまく関われずに保護主の元へ出戻り。

その後も譲渡会に参加し、トライアル希望者もいたみたいだけど、人慣れが乏しいとわかると断られたりで、せっかく保護してもらえたのに不遇だったガビ。

最初は動かなくて食べなくてトイレしなくてどうしようかと思ったけど、とにかくまずは場所に慣れてもらおうとケージ内生活してもらった。

かわいそうにも思ったけど、こっちが手出しできない領域が必要だったし、正式譲渡前にもしものことがあったら困るので（脱走とか）。

ごはん、トイレは案外翌日からできるようになったけど、手から食べるのには少し時間がかかったし、こちらが手を伸ばそうもんならぐぐぐっと固まってうしろの壁にひっついてしまう。

目もまんまるにして怖がって、「ごめんごめん！なにもしないから！」って必死に語りかけた。

そんなこんなで３週間経過して、正式譲渡をきっかけにケージを開放しました。

いきなり動ける範囲が広がったことに戸惑って、とりあえず狭いところや私たちから遠いところに行こうとするガビ。

上から見られるのは嫌だろうなあと寝転んで話しかけていると、天井はすごく高く本棚は大きく感じた。ガビが見ている光景はこんなかんじなのか・・・。

そして、３週間経ってようやくガビにさわったのです。

つやつやでなめらかで、あったかいガビ。

必死に生きてきたんだねぇ、と思うとこれからはとにかく健康にすこやかに安心して過ごしてほしいという思いが強まった。

しかしまだまったく信頼されておらず、

私＝トイレ掃除してごはんくれる人

夫＝遊んでくれる人

っていう認識のみってかんじだけど、少しずつ歩み寄ってくれたらいいし、こちらもガビのペースに合わせてやっていこうと思う。

（でも、病院でもらった目薬はささないとだめなんだ！だから100%ガビに合わせるのはムリ！毎日喧嘩したくないので我慢してくれ〜・・・。べつに痛いことするわけじゃないし、いま目に違和感あるほうが嫌でしょうになんでじっとしててくれないかなあ。先生には1日３〜４回って言われてるのに１回しかできてねえよーーーー）