パッション
もちろん、メル・ギブソンのじゃないよ。
ブライアン・デ・パルマ、5年ぶりの最新作。
彼の作品をあまり観たことがなかったんだけど、「相変わらずやな~笑」というシネフィルたちの感想には勝手にシンパシーを感じている。
ちゃんと観たのは『キャリー』くらいなのに、なんかわかる。
りんごマークのアップから始まって・・・
「スマートフォンの宣伝はスマートじゃなきゃね!」
「きゃははははは・・・あははははは」
この時点でもうなんかおかしい!!!
クリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は、野心を隠さず、狡猾さと大胆な行動で国際的な広告会社の重役へと登り詰めた。アシスタントであるイザベル(ノオミ・ラパス)は、当初は憧れを抱いていたが、手柄を奪われ、同僚の前で恥辱を受け、彼氏には裏切られ、それらすべてをクリスティーンが裏で糸を引いていたと知った時、殺意が芽生え、遂に殺害を決意する。(公式HP)
ノオミさんは、スウェーデン版リスベットなんだよね~!
『ドラゴン・タトゥーの女』をきっかけに『ミレニアム』シリーズが注目されて国際派になったってかんじ。勝手に応援してたので嬉しい。
『プロメテウス』ではエイリアンに身ごもらされて悲惨だったけど、今回も妬み妬まれどろどろ・・・「これは夢なの?」って何度も思いながらも仕組んだ罠にじぶんではまっていく。
見た目は小柄なかんじだけど、筋肉質でむっちりしているので戦う女が似合うノオミさんに比べ、線が細くて柔和なイメージのレイチェルさん。
ハイ・ウエストのパンツスタイルがかっこよかった。
まあ、そんなことは置いておいて。
コンテンポラリー・バレエのダンス・シーンと殺害シーンを画面二分割にしたり、ブラインドから差し込む光(?)を利用して陰影をつけていた部分はスクリーンで観てこその醍醐味な気がした。
だいたい夢か現実かが分からなくなる話だったので、あとからいろいろ考えて上のブラインド~云々シーンが夢だったのかと思うことにした。
これもまた、観たひととああだこうだ言いたい映画。