『Playback』とたのしいトークショー
渋谷オーディトリウムにて、三宅唱監督『Playback』を鑑賞。
人生の岐路に立った主人公が、居眠りの合間に旧友たちと再会し、忘れていた過去の記憶や感情を思い起こし、人生を取り戻そうとする。
全編モノクロームで描かれていて、舞台が日本なことは重々承知だけれど、どこかヨーロッパ的な雰囲気を感じた。
なかなか一度観ただけで、すべてが腑に落ちるような作品ではなかったので、期間中にもう一度観れたらいいな。
そんな映画の余韻もそこそこに…監督が登壇。
染谷将太くん、PUNPEE(PSG)、bim(THE OTOGIBANASHI'S)を迎えて、お待ちかねのトークタイム。
全員バックパックを背負って登場したのがよかった。
映画館のスクリーンでいろんな映像を観て、ああだこうだ言ってる4人を悠々観るなんて、ふだんの彼らを覗き見してるような気分でにやにやでした。
トークは、『マーヴェリックス』トレイラーでスタート。
based on a true story...というわけだけど、事実は小説よりも奇なりとかなんとか言うわりに、ストーリー自体に驚きはないと思い、爆音上映を逃したことを後悔した。
あれはきっとスクリーンで観てこそ、だわ。
その後、bimの高校生時代の初監督(?)作品やTHE OTOGIBANASHI'S“Pool”を観たり・・・その後、ヤン・シュヴァンクマイエル『FOOD』を観て、若干いつものごとく気持ち悪くなったけど、『オテサーネク』よりましだった。
染谷くんが出した中では、日本企業のCMを撮ったカウリスマキとNYの公共CMを撮ったリンチの作品にぐっときた。
やっぱりカウリスマキは無言だし、ど下手演技なんだか絶妙な演出に悶えたし、リンチはなにをやっても不協和音というか不穏すぎて。。。
映画監督が撮るCMっていうのは、きっといろいろあると思い、ざっくり調べてみた!
1. ウェス・アンダーソンが撮るソフトバンクCM
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=endExPwRtKQ
これ以外にも、スパイク・ジョーンズが撮ったりもしてたのね。すごい。
2.スコセッシが撮るアメックスCM
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=HrzeP4TvzXc
そしてこれが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=GSiXBjejj64
最後に・・・
4.リンチが撮る公共CM
http://www.youtube.com/watch?v=ZSWv90msTUc
これたのしいなー、ひとりあそびが過ぎる!!!
そしてね、PUNPEEが出した二作品にぐっときて、帰ってから早速調べてしまったのだった。
http://www.youtube.com/watch?v=ojVsXB12zC8
PUNPEEの軽妙な紹介がなかったとしても、これはけっこうくせになるPVだった。
“You have to separate head and heart and be brave. I'm not afraid at all. Whether I die here or at home”と淡々と語ってやってのけていて、こういう文化をぜんぜん知らなかったけど、有名みたいですね。
てか、上のコメントめっちゃかっこよくない?映画的。
Biting Elbows“Bad Motherfucker”
http://www.youtube.com/watch?v=Kb1hOCX_UVo
ロシアのパンクバンドのPVで、タランティーノばりに流血シーン満載なスーパー一人称!!!
これ、すっごくおもしろかったー!
気付いたら0時前で週初めから夜遊びしてしまったけど、個人的には満足すぎて、おなかいっぱいだった。
ほんとうはミーハー丸出しでPUNPEEといっしょに写真とか撮りたかったけど、イベントで見かけても声をかけれたためしがないので、例にもれず。
いいんだ、たのしかったから。。
外に出たらそんなに寒くなくって夜風も気持ちよかったし、気分良く帰宅。
そんなこんなで、図らずもパーマ3日目の本日は朝シャンでした。