RAW 少女のめざめ
その存在を知ってから、いつ日本で劇場公開してくれるのかと待ち続けていた作品。
公開したとしてもきっと、アップリンクだけとか、ユーロスペースだけとか、 東京を離れてしまった私には往復2万以上かけてまで観たいかというと、そうでもないかもしれない作品。
めでたく住む街でも劇場公開が決まったので、初日に行ってきた。
厳格なベジタリアンの両親の下、一切の肉類を口にしたことがなかった主人公が獣医大学に入学し、 そこで学生(先輩)による学生(新入生)のための超ハードな儀式(かわいがり?)に参加せざるを得ず、人生で初めて“肉”を口にする。
それにより、彼女の隠された本性が・・・!!!!
この映画、とにかくかゆいし痛い。
声に出さずとも、顔の筋肉をゆるめて「ラムネ」とか「もふもふ」とか無関係なモノ・コトを思い浮かべながらでないと、ちょっときついところがある。
そうでないシーンも常に緊張感があって、目の前に鋭利な刃物がある感覚というか、ひやひやした状態が続く。
だけど、根底には“愛”があふれている。と思う。
親子愛、姉妹愛、友人へのあふれんばかりの愛。
ここの描き方は女性監督らしいな、と感じた。
主人公と友人のセックスシーンはとてもよかったですよね。
それにしても、フランスでは片方が同性愛者の場合、異性同士でもルームメイトにしちゃうのか。
これは真に受けすぎか・・・